福岡の人気店『COFFEE COUNTY』さん。
福岡に行ったら必ず寄りたいなと思っているカフェの『COFFEE COUNTY』さん。
知ったきっかけは覚えていませんが、SNS等で沢山の評判をみたのが最初だろうなと思います。
好きになったきっかけはハッキリ覚えていて、それはCOFFEE COUNTYさんのブログの記事を読んだ時。
コーヒー豆の買い付けに生産国を訪れて、生産者の方とコミュニケーションをとって購買をしていたり、現地に行かないとわからないことや、たった一度だけではない継続的な繋がりを感じたことで、コーヒーカウンティさんのコーヒーに特別な魅力を感じるようになりました。
読んでもらったら分かると思うのですが、なんとなく旅行気分で行った思い出の話みたいなものではなくて、めちゃくちゃ愛が溢れる素敵な記事がいっぱいです。
美味しいコーヒーを日本で提供することが生産者の生活のためにもなるし、生産者の方の思いや現地の環境や生活のことなどを日本のお客さんに伝えることでコーヒーがより特別な魅力を持つ、という最高のシナジーを感じました。
↓ちなみに、いつも読んでるブログの中でも特に感動したのがこちらの記事。↓
ニカラグアのエンバハーダ農園の生産者の方とのお付き合いについて書かれているのですが、コーヒー好きとしていろんなことを考えさせられました。。。
THE ETHIOPIAN ROASTという新しい焙煎方法。
コーヒーカウンティさんの中での全く新しい焙煎ラインとして、最近発売された「THE ETHIOPIAN ROAST」。
エチオピアというと、コーヒー発祥の地としても有名で、コーヒーを楽しむ文化が広く浸透しているコーヒー愛がとっても強い国。
そして、ボクが一番大好きなコーヒーの生産国でもあります。
いろんなお店に行きますが、「とりあえずビール」みたいな感じで、ついついエチオピアのコーヒーを飲んでみたいなと思ってしまいます。
爽やかで優しいフルーティな甘みを感じるものが多く、一口飲むととっても幸せな気分にさせてくれます。
ちなみに、スタバのコーヒーでもエチオピアとケニアのアフリカコンビが一番お気に入りです。
そんな、大好きなアフリカ・エチオピアのコーヒーのお話。
次に、この「THE ETHIOPIAN ROAST」がどんなコーヒーかという説明なんですが。
説明がちょっと難しいので、コーヒーカウンティさんのブログから引用させていただきます。
THE ETHIOPIAN ROAST はエチオピアで古くから行われているコーヒー焙煎からインスピレーションを得たコーヒーです。
エチオピアでは一杯のコーヒーを嗜むのにゆっくりとした時間をかけます。まず炭火のコンロで熱した陶板の上にコーヒー生豆を広げ、ヘラで混ぜながら、部屋中に煙が充満し、豆が真っ黒になるまで煎ります。次に煎り上がった豆を木臼に入れ、木の棒で搗いて細かく砕きます。このコーヒー粉とコンロで沸かしたお湯をジャバナという土瓶に入れ、数回沸かし煮出した後、ジャバナを火から下ろし、少し落ち着かせ粉を沈めます。そして漉さずに小さいカップにコーヒーを注ぎ、皆に振る舞います。二煎目、三煎目と飲み終わる頃には2 時間ほどの時が過ぎています――こうした一連の作法は〈コーヒーセレモニー〉と呼ばれ、一般家庭においても行われているエチオピアの伝統的な文化です。
エチオピアではコーヒーセレモニーというコーヒーをゆっくり楽しむ儀式のようなものが伝統的に行われています。
ただ、そこで飲まれるコーヒーは、我々が普段飲むような温度や酸素などをきちんと管理された状態で焙煎機で焙煎されるものとは全く違います。
コーヒーセレモニーでの焙煎は炭火で火力を調整できないため、豆を 短時間のうちに強火で焼くのが特徴です。その結果、コーヒー豆ひと粒 ひと粒の外側と内側に焼きムラが生じます。表面に強い火力が加わるこ とで野性味やスパイシーな風味が生まれますが、中心部は深く焙煎され ていないため、エチオピア豆がもつ果実味が閉じ込められています。出 来上がったコーヒー液からは、この相反するような幅広い味わいが感じ られるわけです。
また、強火でしっかり “ 焼き切る”ことにより、残った水分による渋みや 重さがなく、思いのほかすっきりとした後味が生まれます。そのため数 回煮出してもくどい味にはなりません。コーヒー豆への火の伝わり方に、 エチオピアで飲むコーヒーの味わいの秘密があったのです。
ここに書かれているように、炭火で一気に焼き切られたコーヒーにはコーヒー豆の内側と外側で焼きムラが出来ます。
しかし、その焼きムラがとても良いように作用をしていて、ひとつのコーヒー豆の中に相反する2種類の要素が閉じ込められるという結果になっているそうなのです。
そのエチオピアの伝統的な焙煎方法をコーヒーカウンティさんの焙煎機で再現したのが、この「THE ETHIOPIAN ROAST」という新しいコーヒーなのです。
思い切って簡単に言っちゃうと、きちんと制御されて均一に焙煎されたお豆と違って、1つの豆の中の外側と内側で深煎りと浅煎りの豆が混同しているような状態になることで、とても複雑な味わいを持つコーヒーになるということ。
ちょっと難しい感じがするんですが、飲んでみると「なるほどそういうことなのか!」とめちゃくちゃ衝撃を受けたので、この説明も納得することができました。
要するに、「めちゃくちゃ美味しい」ということ。
愛が強すぎて、丁寧すぎる説明になってしまったかもしれませんね。笑
今回はネットからの注文でお取り寄せ。
大阪でもコーヒーカウンティさんのコーヒー豆を扱っているお店はあるのですが、インスタのDMで問い合わせたところ、現在はエチオピアンローストは卸していないとのこと。
200g単位は結構多いし、ハードル高いなーと思っていたのですが、コロナウイルスの流行の影響で自宅で過ごす時間がめちゃくちゃ長くなっていて、コーヒーの消費量もすごいことになってます。笑
そんなキッカケがあったので、念願のエチオピアンローストを試してみることにしました。
注文するタイミングによると思うのですが、注文してから1〜2日ほどで届きました。
届いたのは4月14日だったので、焙煎したてのコーヒー豆を袋詰めして発送、翌日には手元に届く、という流れのようで最高。
農園名:Kewo Kemina(Kayokamino) farm(カヨカミノ農園)
農園主 : Heleanna Georgalis(エレアナ・ジョーガリス)
地域 : Marsha, Sheka(シェカ、マーシャ)
生産国 : Ethiopia(エチオピア)
標高 : 1,950~2,050m
品種 : Gemadro 他(エチオピア原種)
生産処理方法 : Natural(ナチュラル)コメント:強い火力で焼き切ることでエチオピアのコーヒー豆の持つポテンシャル、複雑さを引き出しました。火の力により生まれた力強い風味の中に閉じ込められた果実感は、ビターチョコに包まれた苺のよう。彩る甘いスパイスや大地の香り、しかしなおもすっきりと消えていく味わいの心地よさを目指し、実現しました。原始のコーヒーの味わいをお楽しみください。
このビターチョコの包まれた苺という表現がぴったりしっくりくる最高に美味しいコーヒーでした。
最初にしっかりとしたコクを感じますが、その後にくる余韻はエチオピアらしい優しい甘みがやってきます。
濃すぎることもなく、かと言ってさっぱりあっさりしすぎていることもない、本当に新しく新鮮な感動を与えてくれる美味しいコーヒーだと思います。
また、焙煎したての物を届けてくれるので、日毎に変わっていく風味を楽しむのも面白かったです。
焙煎から7〜9日辺りが個人的にすごく美味しいなと思いました。
コーヒーって生鮮食品なんだなって改めて感じる体験ですよね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
原始のコーヒーを思い起こさせてくれる『コーヒーカウンティ』さんの「THE ETHIOPIAN ROAST」。
Instagramの投稿で気になっていて、飲んでみたいなと思うようになったのですが、やはり言葉で聞くだけでなく実際に試してみると面白い発見がたくさんあって面白いなと実感しました。
コーヒー豆は他のお店のものもたくさん試していますが、またリピートしたいなと思わせてくれる美味しい美味しいコーヒーでした。
そして、福岡のお店にもはやくいきたい。。。
コロナが落ち着いた後の楽しみが生まれ続ける最近の自粛ライフです。。。
ごちそうさまでした!!
今回のお店
コーヒー カウンティ クルメ
0942-27-9499
福岡県久留米市通町102-8 1F
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コーヒー カウンティ フクオカ
092-753-8321
福岡県福岡市中央区高砂1-21-21
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