日本で大回顧展を開催中の『クリスチャン・ボルタンスキー展』に行った時の話

クリスチャン・ボルタンスキーの大回顧展に行ってきたよ

現在は東京の国立新美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展『Lifetime』に行ってきた時のお話です。

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行ってきたと言っても、行ったのは少し前で東京の前の大阪の会場で同じ展覧会を開催している時です。

大阪、東京、そして長崎に場所を移し、来年の1月くらいまで開催されるそうです。

それぞれの会場で展示の仕方なども変わるようなので、それぞれの会場で違った雰囲気を味わってみるのも面白いかもしれませんね。

チラっと見た東京会場の写真でも、大阪と結構違うんだなと言う印象でしたので、旅行がてら全会場回るなんて言う贅沢な楽しみ方をされている方もいるのかも。。。

 

ちなみに、クリスチャン・ボルタンスキーとは、フランス人の現代アーティストで、初期の作品の頃から個人の記憶や存在、不在を作品の主なテーマとして活動をされています。

日本での作品の展示などの活動も何度も行われていて、香川県の豊島にある『心臓音のアーカイブ』は前回豊島に行った際に時間が足りなくて行くことができませんでしたが、今回の展覧会で同じく人々の心臓音を収録した音源を会場でずっと流してありました。会場中に誰かの心臓音がずっと響き渡っていて異様な雰囲気作りにひと役買っていた感じですが、クリスチャン・ボルタンスキーの世界観が詰まった不思議な展覧会だったと思います。

 

大阪展の会場は国立国際美術館

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写真でざざっと紹介しちゃうのですが、会場の国立国際美術館の様子です。

地下に広がる展示室にエスカレーターで降りて行くのですが、地下にこんなに深く広い空間が広がっていることに毎回会場を出るときに驚きます。展示を見ている際はそんなことは忘れていて、外に出る際にいっつも地下だったんだと思い出すような気がします。完全に余談です。。。

自然光が差し込んできていい感じの雰囲気です。

ちなみに、大阪展の一般の料金は900円だったのですが、東京の会場は1,600円って書いてありましたね。東京はえらい高いんですね。びっくり。

 

クリスチャン・ボルタンスキー展『Lifetime』に潜入です。

ものすごい量の展示がぎっしり詰まった大阪会場だったのですが、その中の一部のエリアは写真の撮影が可能になっていました。

不思議な雰囲気の一部でも伝わればいいかなと思うので、撮ってきた写真があるところだけ少し紹介させてもらおうかなと思います。それ以外の部分は是非是非会場で実際に体感してほしいなと思います。写真だけじゃ全然伝わらないことの方が多いと思いますし。

 

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最初の写真作品の部分を抜けると光と音を使った作品が集められた部屋に入ります。先に書いた心臓音が響き渡るのもこの辺りからでした。真っ暗な部屋で不気味に照らされる作品は何とも言えない雰囲気。

ボルタンスキーの作品にはたくさんの人の写真や持ち物が登場しますが、その全てが「誰か知らない」人や人の物なので、いろんなことを想像したりしながら展示を観るという感じでした。

知らない人のことを想像するのって結構体力を使う気がしましたね。。。

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次の部屋に「コート」という作品がありました。

コートを電球で縁取ったものなのですが、近くで見るといかにも長く着古されたコートで、コートの持ち主のことを少し想像してみましたがやはり誰か知らない男の人ということしかわかりませんね。

ちなみに写真に写っている女の人も誰か知らない人です。

構えてたらスッとフレームインしてきてくれたので、シルエットだけいただきました。

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この部屋では人の写真がプリントされた布が電球に照らされていました。

「スピリット」という作品で、作家にとっては彷徨える霊魂を呼び起こすものと説明されていて、余計に考えさせられて疲れました。。

何も考えずに観ると、神秘的で綺麗な展示です。

 

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「保存室」という作品なのですが、壁一面に古着がつるさているボリュームのある作品でした。

これもまたボルタンスキーらしい作品。古着を買うこともあるますが、こうやってランダムに吊るされると少し違って見えるのかもしれませんね。誰か知らない人が大切にしていた服って言われると古着も違った作品に見えてくるのかもしれません。。

 

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この作品が一番好きだった。

「ぼた山」という作品。

黒い山の正体は無数の黒いジャケットやコートたち。。。

またしても、所有者の不在をイメージさせる作品ですが、これだけの大きな塊になると考え始める前に圧倒されてしまいました。部屋の端に椅子が置いてあったので、座ってゆっくり眺めることができたのも良かったのかもしれません。

会場の床や壁の色とのコントラストも好きなポイントでした。

黒い服って家にもたくさんありますが、こんな大きな塊にされちゃうと、ただの黒い服としてしか認識できなくなって不思議な感じでした。

 

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「黒いモニュメント、来世」という作品。

強烈なインパクトのある作品でしたね。

今回の展覧会のために制作された作品でした。

黒いビルのようなお墓のような柱の間を歩いて行くのは写真で振り返るとすごい雰囲気ですね。

さいごに

他にもいろいろありましたが、実際に見に行って体感する楽しみが減っちゃうのもあれかなと思い、特に気になった作品だけ少し紹介させてもらいました。

じっくり考えると少し怖い感じもするテーマの作品が次々に現れるので、若干のお化け屋敷感もあった大阪会場でしたが、他の会場ではどんなスタイルの展示がされているのかも気になるところ。

触れたりするものはありませんでしたが、自分が観て感じたものを写真に残して持って帰れるのも嬉しいところだったなと思いました。

引きで撮るよりもアップにすることで想像力を掻き立てるというか怖さが増すというか、両方の表情を見比べるのも面白い楽しみ方なのかなと思います。

写真では表現できない音や光の演出もそうですし、写真撮影可能エリア以外の作品もすごーく考えさせられる作品が多かったのでオススメです。

これからの人も他の会場も楽しみたい人も、これから半年以上は日本のどこかで観ることが出来ますので行ってみてほしいです。

ただ、時間は余裕を持っていかないと、考えながら見ているとあっという間に時間が過ぎちゃうかも。

付き合い始めのかっぷるのデートにオススメとは言えないかもなので、感覚の似ている友人とや1人でゆっくりっていうのがいいかもしれないですね。

僕も機会があれば東京の会場にも行ってみたいなと思っています。

 

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現在開催中なのは「国立新美術館」ですよ!

大阪展の会期は終了しているので、残念ながらもう観ることはできません。。。

現在開催中の東京の国立新美術館、または東京での展示が終わった後の長崎県美術館でお楽しみくださいませ。

全部行っちゃうのもモチロンオススメ!!

国立新美術館のHPです

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